大阪府池田市の集合住宅で住人夫婦の遺体が見つかり、近くでけがをした娘(5)が保護された事件があり、府警は20日、妻と娘を包丁で刺したとして、殺人と殺人未遂の疑いで男性(38)を容疑者死亡のまま書類送検した。府警は男性が無理心中を図ったとみている。
書類送検容疑は5月16〜20日、池田市の自宅で、妻=当時(34)=の腹部を包丁で複数回刺して殺害し、娘の背中を刺して約3カ月のけがを負わせた疑い。
司法解剖の結果、妻の死因は腹部を刺されたことによる失血死だった。男性は自らの首を包丁で刺したことが致命傷となった。