「コンプライアンス上の問題行為」の発覚を受け、日本テレビは臨時取締役会を開いて人気グループ「TOKIO」の国分太一さんの番組降板を決めた。福田博之社長が自ら取材に応じたが、プライバシー保護を理由に具体的な説明をことごとく回避。無期限活動休止となった国分さん本人も謝罪コメントを発表したのみという不透明さだ。
「申し訳ありません、答えられません」。日テレ本社でカメラの前に立った福田社長は、約1時間半にわたり何度も繰り返した。事案については「覚知した瞬間に降板を考えた」と、深刻さをにじませるにとどめた。