銅線が切断され盗まれた現場=2024年10月、浜松市(静岡県警提供)

 静岡県警は20日、太陽光発電所から銅線ケーブルを繰り返し盗んだとして、窃盗の疑いで、タイ国籍で住所不定の自称解体工スーブプラユーン・タナキット容疑者(40)ら男6人を同日までに逮捕、追送検し、捜査を終結したと明らかにした。県警は、関東地方を中心に10県で計78件、約1億1千万円の被害を確認したとしている。

 県警によると、6人は共謀して2023年12月〜24年10月ごろにかけて、静岡県や茨城県、千葉県などにある発電所からカッターで切断した銅線を持ち出し、金属くず買い取り業者に売却した疑いがある。

 インターネットで発電所を探し、一部は下見をしてから犯行に及んだ。