宮崎県は20日、高原町で野生のイノシシ1頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。19日に田んぼのあぜ道で死んでいるのが見つかり、国の遺伝子検査で陽性と判定した。県によると、県内の養豚は既にワクチンを接種しており、移動や搬出は制限しない。

 約4キロ離れた都城市の用水路で4月に死んでいるのが見つかった野生イノシシ1頭も、感染が確認されている。県は、周辺の農家や関係団体に注意喚起する。