防衛省統合幕僚監部は20日、太平洋で初の同時活動が確認されていた中国海軍の空母2隻のうち、「遼寧」が同日、沖縄本島と宮古島の間を北西に進み、東シナ海に向かったと発表した。もう1隻の「山東」は太平洋にとどまっている。2隻が17〜19日に艦載する戦闘機やヘリコプターを計約270回発着させたことも明らかにした。
防衛省によると、17日に沖ノ鳥島(東京都)の南西約510キロの海域にいた遼寧はその後、北西に進みながら19日までに計約150回発着艦を実施した。山東は17日以降、宮古島の南東約710〜780キロの海域で発着艦を計約120回繰り返した。