【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は20日、日本の宇宙企業ispace(アイスペース)が開発した月着陸船「レジリエンス」の衝突地点を、上空80キロから撮影した画像を公開した。撮影は日本時間の6日早朝に地上との通信が途絶えてから数日後、探査機ルナ・リコネサンス・オービターで実施。昨年12月にはなかった穴が確認された。
着陸船は月の北半球にある「氷の海」中央付近を目指し、アジアの民間企業として初の着陸に挑んだが、果たせなかった。高度把握に遅れが生じ、減速が間に合わなかったのが原因とみられる。同社は降下中に送られてきたデータを解析し、24日に結果を公開する。