【テヘラン共同】イラン政府関係者は22日、中部フォルドゥとナタンズの核施設から、米軍の攻撃前に大部分の濃縮ウランを安全な場所に移していたと共同通信に明らかにした。イランが核開発を続けることは可能だと主張した形。
関係者によると、イラン側は13日のイスラエルによる先制攻撃の後、両施設から20%と60%の濃縮ウランの大部分を搬出した。
一方、米軍の攻撃でフォルドゥの濃縮施設の出入り口が損傷し、内部に入れない状態になっていると明らかにした。イラン当局は、周辺で放射性物質による汚染は確認されていないとしている。
米CNNテレビによると、米軍は両施設を特殊貫通弾(バンカーバスター)で攻撃した。トランプ米大統領は主要核施設を完全に破壊したと述べた。