神奈川県横須賀市長選で3選を決め、万歳する上地克明氏(右から3人目)=22日夜、神奈川県横須賀市

 任期満了に伴う神奈川県横須賀市長選は22日投開票の結果、無所属現職上地克明氏(71)=自民、公明推薦=が、無所属新人の元市議会副議長小幡沙央里氏(39)ら2人を破り、3選を果たした。横須賀市は自民党の小泉進次郎農相の地元。隣の同県三浦市長選で自民推薦の現職が落選したばかりだった。連敗阻止により面目を保った形だ。

 投票率は40・60%で、前回選を7・19ポイント上回った。小泉氏は横須賀、三浦両市で構成する衆院神奈川11区選出。

 上地氏は選挙戦で、2期8年の実績や小泉氏との連携を訴え、市政継続の重要性を強調。タレント上地雄輔さんの父親として知名度も高く、幅広く支持を集めたとみられる。

 自家用車運転中に一方通行の標識を見落とし、県警から交通反則切符(青切符)を交付されたと15日の告示後に公表。市民の信頼を損なう行為だとして謝罪した。

 小幡氏は市長給与の半減や子育て支援施策の充実を主張したものの、及ばなかった。無所属新人の共産党地区常任委員為壮稔氏(71)=共産推薦=も届かなかった。