昨秋の衆院選で躍進した国民民主党は、東京都議会で初めて議席を獲得した。千代田区の開票センターでは、都連会長を務める礒崎哲史参院議員が「大事な一歩を踏み出せた」と笑顔で話した。
テレビ番組で公認候補の当選確実が伝えられると、開票センターに集まった党関係者らから拍手がわき起こった。東京都議選の告示直前、参院選を巡る山尾志桜里元衆院議員の公認問題に揺れた。礒崎氏は「まだ所帯の小さい政党なので、サポート体制をつくりきれなかったところもある」と反省の弁も述べた。
小金井市選挙区で落選確実となった堀口日向子氏は「手応えを感じたが、力不足だった」と悔しさをにじませた。
選挙前勢力を上回ることが確実となった立憲民主党。千代田区の党本部で推移を見守った都連会長の長妻昭衆院議員は「小池(百合子)都政をチェックできる都議会にするという切り口が一定程度は浸透したが、もっと時間があればよかった」と語った。