イスラエルの攻撃で亡くなった民間人やイラン政府高官の写真が飾られた首都テヘランの広場＝１９日（ゲッティ＝共同）
【ワシントン、テヘラン共同】トランプ米大統領は２３日、交戦を続けるイスラエルとイランが「完全で全面的な停戦に合意した」と交流サイト（ＳＮＳ）で発表した。米東部時間２４日午前０時（日本時間同日午後１時）ごろ開始し、２４時間かけて段階的に実施した後、戦争が正式に終結すると主張した。ロイター通信は停戦案について、カタールが仲介し、イスラエルとイラン双方が同意したと報じた。
イスラエルの民放は同国軍がイラン空爆を停止したと報じた。イラン外相は停戦合意に至っていないとの認識を示しつつ、イスラエルが「違法な侵略」をやめれば交戦を続けるつもりはないと述べた。ただイスラエル軍は２４日、イランからイスラエルに向けてミサイルが発射されたと発表した。
トランプ氏の停戦合意発表に先立ち、イランは米軍による核施設攻撃への報復として米軍が駐留するカタールの基地をミサイルで攻撃。トランプ氏は迎撃し、死傷者はいないと説明した。イランが攻撃を事前通告してきたとも明らかにした。
