全日本柔道連盟は24日、評議員会と臨時理事会を開いて役員を改選し、日本男子前監督の井上康生氏(47)が新理事に選ばれた。要職の常務理事に就任。2000年シドニー五輪男子100キロ級金メダルの同氏は国際柔道連盟(IJF)の理事にも新たに就いている。
再任で2期目に入った中村真一会長(66)は東京・講道館で記者会見し「普及振興、選手強化に注力していきたい」と競技人口増加に意欲を表明。井上氏について「IJFとの連携をしっかりやってもらう」と期待を語った。
女子マラソンで92年バルセロナ五輪代表の山下佐知子氏(60)も理事に就任。女性理事は33人中11人だった。