昭和基地に接岸する南極観測船「しらせ」=2023年12月(南極観測隊同行記者撮影)

 政府の南極地域観測統合推進本部は24日、第67次観測隊の隊員75人を決めた。既に決定している隊長と副隊長兼越冬隊長を含め計77人となり、最終的に約90人編成とする方針。隊員らは12月上旬に空路で出国し、オーストラリアで南極観測船「しらせ」に乗船して昭和基地へ向かう。

 今回決まったのは、副隊長兼夏副隊長の川村賢二・国立極地研究所教授(54)ら。観測隊の同行者として、大阪府阪南市立舞小の諏訪園朋也教諭と北海道伊達開来高の宮川萌教諭が参加する。

 隊長は北海道大低温科学研究所の青木茂教授(58)、副隊長兼越冬隊長は極地研の江尻省准教授(51)が務める。