東海学園大大学院(愛知県みよし市)を運営する学校法人東海学園は26日までに、指導する学生に「おまえはサル」と暴言を吐き、過度の叱責をしたなどとして、副学長だった男性教授(61)を、停職2カ月の懲戒処分とした。処分は20日付。学生は暴言を受けて抑うつ状態になったとして、損害賠償を求める訴訟を起こし、今年5月、教授と東海学園に計140万円の支払いを命じる判決が確定した。

 判決によると、学生は2022年4月、大学院経営学研究科に入学した。教授は、学生がゼミを欠席した際の連絡を巡り「君はばかなんだ」と叱ったり、自身がこぼしたコーヒーを学生に拭かせたりした。