ドジャースの山本は25日、ロッキーズ戦に先発し、効率の良い投球で、早くも昨季に並ぶ7勝目を手にした。チームは8―1で勝ち、3連勝。
初めてバッテリーを組んだメジャー1年目の捕手ラッシングとの呼吸もぴったり合った。わずか56球で5回1安打無失点。「初めてとは思えないほど、自分の良さを引き出してくれた。いいリードをしてくれたので、自信を持って腕を振れた」と感謝した。
変化球がさえた。一回は3番打者から低めのカーブで空振り三振を奪うと、五回無死一塁は左打者を外角スプリットで投ゴロ併殺打に。「球数を少なくできた。ここから調子を上げていけるようにやっていきたい」と約1カ月ぶりの勝利を喜んだ。
メジャー初の完投、完封さえ狙えるペースだったが、六回表に降雨で1時間半ほど中断し、降板を余儀なくされた。「雨じゃなければ、もっといけたかな」と物足りなさは残ったが「チームが勝つことが一番。貢献できてうれしい」と語った。(デンバー共同)