長良川河口堰が7月6日で堰の運用開始から30年を迎える。関わった流域の人たちの証言を通し、今の姿を探る。
◇
東の空が白み始める中、肌寒い風を受けながら上流へ舟を操る。目指す先に、サツキマスの通り道に仕掛けた網がある。
今年5月14日、瑞穂市の長良川。「今年は雪解けで水が冷たて遅かった」。サツキが咲く頃が漁期といわれるが、漁師の松野義行(76)はイバラの花で時季を知る。...
長良川河口堰が7月6日で堰の運用開始から30年を迎える。関わった流域の人たちの証言を通し、今の姿を探る。
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東の空が白み始める中、肌寒い風を受けながら上流へ舟を操る。目指す先に、サツキマスの通り道に仕掛けた網がある。
今年5月14日、瑞穂市の長良川。「今年は雪解けで水が冷たて遅かった」。サツキが咲く頃が漁期といわれるが、漁師の松野義行(76)はイバラの花で時季を知る。...