里山を再現した屋外の新エリア「わくわく・はじまりの森」で川遊びをする子どもたち=8日午前、福島県いわき市の水族館アクアマリンふくしま

 福島県いわき市の水族館アクアマリンふくしまは8日、福島の浜通り地域の里山を再現した自然を体験できる屋外の新エリア「わくわく・はじまりの森」を報道陣に公開した。招待された地元幼稚園の園児約30人が水遊びをしながら生き物観察を楽しんだ。開館25周年の目玉施設として12日にオープンする。

 新エリアは約5千平方メートル。川や湿地、原っぱなどがつくられ、倒木や岩の間などに隠されるようにしてアカネズミやアズマヒキガエル、イワキサンショウウオなど、福島に生息する生き物がケースに入った状態で展示されている。飛来してくる野鳥やトンボも見られ、森の中を散策するように自然観察が楽しめる。