高校生平和大使(手前)の案内で長崎原爆資料館を見学するサッカーJ2長崎の選手ら=9日午後、長崎市

 サッカーJ2長崎は9日、長崎市で平和学習を実施し、選手らが被爆者の講話に耳を傾け原爆資料館を見学した。長崎県出身の元日本代表で、同様に被爆地が本拠地の広島でも活躍した高木琢也監督(57)は平和祈念像の前で花を手向け「被爆80年という節目の年に長崎でプレーすることに、クラブとしての使命と責任を感じた」と話した。

 選手や監督ら約50人が参加。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中重光代表委員(84)から凄絶な被爆体験を聞いた。その後は、核兵器廃絶を国内外で訴える「高校生平和大使」のメンバーらに案内され、原爆資料館を見て回った。