LINE(ライン)ヤフーは9日、能登半島地震で被災した石川県珠洲市が通信アプリで発信した災害情報を事例集にまとめて公表した。被災者に伝わりやすいよう文面や発信タイミングを工夫した点が記載されており、他の自治体の参考にしてもらうのが狙い。
炊き出しの情報や罹災証明書の交付などについて投稿した約600の文面を分析し、文例化した。他の自治体は災害時に発信情報のテンプレートとして活用できる。炊き出しや入浴場所を知らせる転載可能な画像も載せた。
交流サイト(SNS)を通じた情報発信は担当者によって情報量に差が生まれやすく、事例集の活用で平準化につながることを期待しているという。