長野県松本市教育委員会は9日までに、市立中側の不適切な対応で、2023年度に当時1年生の女子生徒が不登校になり、自殺を図ったとする第三者調査委員会の報告書を公表した。担任が持病や発達特性がある生徒を「おまえ」と呼ぶなど荒々しい言葉や差別的な発言による指導があったと認定した。
報告書によると、生徒は持病や発達特性のため、対応に配慮が必要だった。中学進学時に、情報を把握していた教頭から担任や養護教諭に共有されず、担任による高圧的な態度での指導が繰り返された。生徒は登校できないようになり、自宅で自殺しようとした。