【ロンドン共同】フランス捜査当局は9日、マリーヌ・ルペン氏が事実上率いる極右政党、国民連合(RN)のパリの本部を家宅捜索した。選挙資金の不正調達疑惑を巡る捜査の一環。フランスメディアが伝えた。バルデラ党首はX(旧ツイッター)で「(党への)嫌がらせ作戦の一環だ」と強く反発した。
ルペン氏は今年3月、公金不正流用罪に問われ、裁判所が2027年の次期大統領選出馬を事実上禁じる判決を言い渡した。RNにとって、これに続く大きな打撃となった。
ルモンド紙によると、司法当局は過去数年間に支持者がRN側に提供した資金の流れに注目している。