日産自動車グローバル本社=5月、横浜市

 経営再建中の日産自動車は11日、普通社債と新株予約権付きの転換社債を発行し、約8600億円を調達したと発表した。いずれも海外の機関投資家向けで、電気自動車(EV)の開発資金や2025年度に償還を迎える社債の借り換えなどに充てる。

 内訳は、普通社債が約6600億円で転換社債が2千億円。転換社債は一定の条件下で株式を取得できる権利が付与された債券で、今月8日までに発行計画を公表していた。