11日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が一進一退の展開となった。前日の米国株高を好感した買いの一方、心理的な節目の4万円に近い高値水準では利益確定の売りに押され、前日終値を挟んでもみ合った。
午前終値は前日終値比52円52銭安の3万9593円84銭。東証株価指数(TOPIX)は20・73ポイント高の2833・07。
取引開始直後は前日の米株式市場で主要な株価指数が堅調だったことを追い風に幅広い銘柄が上昇。中でも米ハイテク株高を支えに半導体関連株が買われ、平均株価の上げ幅は一時、300円を超えた。買い一巡後は最近の上昇基調の反動で割高感がある銘柄の売りが膨らんだ。