和歌山県太地町の海水浴場に設けられたいけすで泳ぐクジラ=18日午前

 和歌山県太地町の海水浴場で18日、体長約3mのハナゴンドウ2頭が泳ぐ姿を間近で見られるイベント「くじらに出会える海水浴場」が始まった。8月17日まで。無料。天候やクジラの体調により中止の場合もある。

 町立くじらの博物館が飼育する2頭を海中のいけすに移動させた上で、午前11時から午後1時まで放す。クジラが逃げ出さないように海水浴場に網を張っている。18日は時折雨が降るあいにくの天候で遊泳客は少なかったが、2頭はカヌーに乗った飼育員に客の近くまで誘導され、自由に泳ぎ回った。

 飼育員の和田あやかさん(32)は「自然に近い状態でクジラと一緒に泳ぐことができる」と話した。