山梨県庁

 山梨県は18日、同県早川町にあるリニア中央新幹線のトンネル工事現場で、掘削土に由来する汚水が水槽からあふれ、近くの川に流出したと発表した。JR東海が17日、県に報告した。流出は既に停止しているが、水槽に残った水からは基準値を超える六価クロムが検出され、県は川の水質調査を進めている。

 県によると、トンネルを掘削して発生した土は有害物質を含んでいる可能性があり、土に触れた雨水を水槽にためていた。土は屋根のない場所で保管されていた。

 保管場所にたまった雨水を水槽に送るポンプを止め忘れたため、あふれたとみられる。