2025年産主食用米の作付意向

 農林水産省は18日、2025年産の主食用米の生産について、全国で38道府県が前年実績より作付面積を増やす意向だと発表した。昨年来のコメ価格高騰を受け、農家の生産意欲が高まったとみられ、飼料用米や麦、大豆からの転換が進んだ。全体の生産量は前年実績費56万トン増の735万トンになる見通し。秋以降に出荷が本格化して市場に出回る量が増えれば、スーパーなどの店頭価格が下落する可能性がある。

 増加の56万トンは約1カ月分の国民の消費量に相当する。全国の作付面積は前年実績から10万4千ヘクタール多い136万3千ヘクタールとなる見込みだ。

 6月末時点の全国の作付け意向を農水省がまとめた。