立憲民主党の野田佳彦代表は22日の常任幹事会で、参院選での与党過半数割れを受け、ガソリン税の暫定税率廃止法案の早期提出に向けて他の野党との調整を開始するよう重徳和彦政調会長に指示したと明らかにした。「野党との連携が極めて大事な局面だ。法案の中身や運びについて早速協議を始めなければいけない」と述べた。
先の通常国会で野党7党は、7月1日から暫定税率を廃止する法案を共同提出。衆院では可決したものの、参院では与党が採決を拒否、廃案となった経緯がある。野田氏は石破政権に関し「昨年の衆院選、6月の東京都議選に続き3連敗で、国民に信任されていない。厳しく対峙していく」と重ねて強調した。
一方、立民の参院選結果に触れ「改選複数区で厳しい選挙になり、比例代表で伸び悩んだ。無党派への訴求力がなかった」と分析。近く両院議員懇談会や全国幹事長会議を開いて意見を聞くとした上で「厳しい、謙虚な総括を踏まえて次の戦いに備える」と語った。