警察庁は24日、参院選の期間中、立候補者の演説会場で行った手荷物検査、金属探知検査などで、刃物などの危険物が約140個発見されたと発表した。いずれも危害を与える意図は確認されず、所持者は立件していない。前回衆院選では約30個だった。屋内外問わず99%の会場で検査が行われた。主に主催者が実施した。2022年の安倍晋三元首相銃撃事件以降、警察当局は陣営側と協力し、警護現場の対策を強化しており、発見が増えたとみられる。
単独でテロを計画し実行するローンオフェンダー(LO)の前兆情報としては、交流サイト(SNS)などで889件の危険投稿が確認された。