2023年夏の大雨で被災し、運休が続くJR山陰線の人丸(山口県長門市)―滝部(同県下関市)間について、JR西日本の飯田稔督広島支社長は24日、橋脚の工事がほぼ完了し、10月中をめどに全線が再開される見通しを示した。山口市内で開いた定例記者会見で明らかにした。
JR西によると、橋脚が傾いた粟野川橋梁で、橋脚の新設がおおむね完了。今後は橋桁の再架設や軌道の復旧を進める。
山陰線は23年の大雨で長門市―小串(下関市)間が運休。このうち、長門市―人丸と滝部―小串は24年6月に再開。残る人丸―滝部についてJR西は、25年度内の再開を目指していた。