バスケットボールのBリーグは28日、1部(B1)越谷アルファーズの安斎竜三監督(44)にハラスメント行為があったとして、3カ月の活動禁止と、けん責の処分を科したと発表した。複数の選手が心身に不調を来したという。クラブには監督責任があるとして制裁金200万円と、けん責処分を科した。
リーグの調査によれば、2024〜25年シーズンを通し、選手を怒鳴ったり、威圧的な態度を取ったりした。選手が自身に向けられたと受け取れる状況で「死ね」「クソが」と発言した。
ハーフタイム中に「おまえ、給料いくらもらってんだ、言ってみろ。恥ずかしくないのか」と言ってロッカーをたたいたり、試合後に「言いたいことがあるなら言ってみろよ」と詰め寄ったりしたこともあった。
2月下旬に通報があり、調査した。リーグによると、本人は行き過ぎた指導をしたのは「チームを強くしたい」との思いからだったと説明し、猛省しているという。
安斎氏は越谷で2部(B2)だった23〜24年から指揮を執り、B1昇格に導いた。