【モスクワ共同】タス通信などによると、ロシア極東カムチャツカ半島の東方沖で30日に起きた地震で、ロシア科学アカデミー海洋学研究所のメドベージェフ津波研究室長はカムチャツカ地方や千島列島の各地で5〜6メートルの津波が目視で観測されたと明らかにした。同地方では数人が負傷したが、重傷者はいないという。
千島列島北部パラムシル(幌筵)島のセベロクリーリスクでは津波が海岸線から200メートルの地点まで到達し、水産加工場の建物が流されるドローン映像がインターネット上で拡散した。セベロクリーリスク町長らによると、津波が数波押し寄せ、船が流されたり港のインフラが損傷したりした。