石破茂首相は30日、ロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする地震に伴う津波警報を受け、地方自治体とも連携し、政府一体となって被害防止に取り組むよう関係省庁に指示した。国民への的確な情報提供と被害状況の早急な把握も要請した。官邸で記者団に「現時点で人的、物的被害は確認中との報告を受けている。政府として対応に万全を期す」と強調した。
政府は同日午前、地震による津波注意報を受け、首相官邸危機管理センターに情報連絡室を設置した。津波警報の発令で官邸連絡室に改組し、情報収集や警戒に当たった。
林芳正官房長官は記者会見を開き、高台や避難ビルなど安全な場所に避難するよう呼びかけた。