東京都内のガソリンスタンド

 経済産業省が30日発表した28日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週調査より40銭高い174円ちょうどだった。値上がりは2週連続。イラン情勢の緊張緩和により原油価格は落ち着いているが、相場が小幅に上昇した影響が出た。

 政府はガソリン価格を抑制するため、1リットル当たり定額10円の補助金を支給している。6月下旬以降は店頭価格が175円を超えないよう補助金を追加するが、7月31日〜8月6日は175円を下回ると見込まれるため、支給額は定額10円のみとする。

 28日時点の都道府県別価格は、上昇が37道府県、下落が10都県だった。最安値は愛知県の167円40銭、最高値は鹿児島県の183円90銭。

 軽油は前週調査より30銭高い154円10銭だった。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たりで6円上がり、2213円となった。