国土交通省は30日、平年に比べて降水量が少なく、東北地方や新潟県で市民生活に影響が出ているとして、渇水対策本部を設置した。一部の河川ではダム貯水量の減少に伴い、農業用水などの取水制限を始めている。本省に対策本部を置くのは2017年以来8年ぶり。

 国交省によると、28日時点で取水制限など渇水への特別態勢を取っているのは14水系17河川。ダムの貯水率も平年より低く、宮城県の鳴子ダムは30日時点で0%、新潟県の正善寺ダムは13%となっている。