【ジュネーブ共同】スイス西部ジュネーブで5日、プラスチックごみの環境汚染を防ぐ国際条約の制定を目指す政府間交渉が始まった。14日まで。プラスチック生産量の規制などについて各国の意見の隔たりを埋め、条文案の合意を得られるかどうかに注目が集まる。
これまでの交渉会合で、プラごみ削減や環境流出防止の対策を各国に求める方向で一致しつつある。ただ昨年11〜12月に韓国・釜山であった前回会合では合意が見送られていた。
ルイス・バジャス議長は5日の会合冒頭で「人類が起こした危機なのだから、人類が努力と協力を通して取り組まねばならない」と述べ、合意形成を急ぐよう訴えた。