JOCの橋本聖子会長

 ミラノ・コルティナ冬季五輪開幕まで半年となった6日、日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長が広島市で報道陣の取材に応じ「団結力とサポート」が日本選手団の活躍の鍵になるとの認識を示した。関係機関と連携し、医科学や食事の支援の拡充を図る構えで「選手が悔いなく躍動できる舞台となるよう、JOCとして支えていきたい」と語った。

 橋本氏は、柔道男子の五輪金メダリストである井上康生常務理事をJOCの選手強化本部長に起用することも明らかにした。9月の理事会で正式決定する見通し。井上氏は「チームジャパンの一体感を醸成し、国際交流、相互理解を深められるよう努力していきたい」と述べた。