【ワシントン共同】トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスで記者団に、空席となる米連邦準備制度理事会(FRB)理事の後任は暫定的な人事となる可能性を示した。「候補は3人に絞られてきている」と述べ、面接手続きを始めたことも明らかにした。

 後任理事は来年5月のパウエル議長の任期満了を前に次の議長候補になるとの見方があったが、議長の選考は続く可能性がある。

 8日辞任するクーグラー理事の本来の任期は来年1月末まで。後任はクーグラー氏の残り任期を引き継ぐ形となり、再任されれば新たに14年間の任期が与えられる。トランプ氏は「おそらく最初は暫定で、その後に正式な任命になると思う」と語った。