航空自衛隊新田原基地に着陸するF35Bステルス戦闘機=7日午後、宮崎県新富町

 航空自衛隊は7日、F35Bステルス戦闘機を宮崎県新富町の新田原基地に初めて配備した。短距離離陸・垂直着陸が可能な特殊な構造で、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦2隻で発着させる計画。空自は将来的に42機を取得する計画で、2024年度中に6機を配備する予定だったが、米国からの納入が遅れていた。25年度に計8機を配備する方針。

 艦載機に位置づけられるF35Bと、飛行甲板を持ち事実上の空母であるいずも型の運用は、戦力不保持を掲げた憲法9条や専守防衛の方針との齟齬も指摘される。周辺国の懸念や反発を招く可能性もある。

 7日は配備第1陣の4機のうち、3機が米グアムから米軍パイロットの操縦で到着。