山口県は7日、防衛力強化の一環として自衛隊と海上保安庁の利用に備えて整備する「特定利用空港」について、県管理の山口宇部空港(宇部市)の指定を受け入れると国に伝えた。村岡嗣政知事が記者会見で明らかにした。今後、指定される。
村岡氏は会見で「自衛隊と連携しながら、いざという時の対応にも備えられることは非常に大きなメリットだ」と強調。災害派遣の効率的な実施が期待されることなどを受け入れ理由に挙げた。
県は併せて、訓練計画の情報を事前に提供し説明することや、日没後には実施しないことを国に要請した。
国によると、今年4月1日時点で全国の11空港が指定されている。