【カイロ共同】ロイター通信は7日、トランプ米政権がレバノン政府に対し、同国の親イラン民兵組織ヒズボラの武装解除を段階的に進め、今年中に完了させる計画を提示したと報じた。引き換えにイスラエル軍のレバノン攻撃を終了させ、レバノン南部5カ所に駐留するイスラエル軍部隊も撤収させる内容という。
レバノンのモルコス情報相は7日の閣議で、米政権の計画が掲げる「目標」を承認したが、工程など詳細は議論しなかったと述べた。ヒズボラは武装解除を拒否しており、レバノン政府が計画に全面的に同意しても履行が難航するのは確実だ。