自民党の青山繁晴参院議員は9日、参院選大敗を受けた総裁選前倒しを重ねて訴えた。大阪市で記者会見し「衆参両院の選挙で負けて辞めなかった首相は今までいない」と述べ、石破茂首相(自民総裁)の退陣を要求。自身は大阪選挙区(改選数4)で議席を獲得できなかった責任を取り、7カ月余りで大阪府連会長を辞任した。
8日の両院議員総会では自身の他にも、前倒しの総裁選を求める声が「圧倒的に多かった」と振り返った。
参院選の改選複数区で、自民が議席を得られなかったのは大阪のみ。2001年以降続いてきた議席獲得も途切れた。青山氏は党勢立て直しを期待され、昨年12月に府連会長に就任した。