2本の後ろ脚で立ち、街の治安に目を光らせる―。大阪府警茨木署の石河駐在所には、駐在員と共に“警戒”を続けるミーアキャットがいる。名前は「ラグ」。約3年9カ月前に保護され、飼われ始めたが、府警がSNSに写真を投稿すると4万を超える「いいね」が付いた。駐在員の後藤順二警部補は「マスコット的存在です」と笑う。
ラグは雄で推定4歳。ミーアキャットは鋭い歯と長い爪が特徴で「砂漠のギャング」との異名を持つ。
駐在所で同居する娘たちに写真を見せたところ、「飼ってみたい」とせがまれたという。3週間たっても持ち主が見つからず、署が引き取り先を探し始めたため、警部補が手を挙げた。