ハーバード大のキャンパスを歩く学生たち=5月23日、米マサチューセッツ州(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は11日、関係者の話として、ユダヤ系学生への嫌がらせ対策の不備を主張するトランプ政権とハーバード大が合意間近だと伝えた。実現すれば大学が職業訓練プログラムなどに5億ドル(約740億円)を支払い、政権は大学への研究助成金や契約を復活させる。

 政権はパレスチナ自治区ガザの戦闘を巡ってイスラエルに抗議する学生デモを十分に取り締まっていないとして、有名私立大に助成金の打ち切りで圧力をかけてきた。