群馬県桐生市役所の新庁舎建設を巡り、設計業務の入札に参加した会社に情報を漏らした見返りに商品券を受け取ったとして、さいたま地検は13日、加重収賄などの罪で同市の前副市長森山享大容疑者(52)を、共謀したとして、あっせん収賄などの罪で群馬県議相沢崇文容疑者(49)を起訴した。

 起訴状によると、森山被告は入札事務を監督する立場だった2020年8〜12月、特定の会社に審査委員の氏名などの秘密事項を漏らし、謝礼として10万円分の商品券を受け取ったほか、相沢被告は森山被告と同社を仲介し、10万円分の商品券を受けたとしている。