沖縄県宜野湾市の沖縄国際大に米軍普天間飛行場のヘリコプターが墜落した事故から21年となった13日、大学が事故を語り継ぎ、隣接する同飛行場の早期閉鎖を求める集会を開いた。事故で焼けたアカギの木が残る広場近くに教職員や住民ら約50人が集まり、沖縄の空の安全と平和を願った。
安里肇学長は集会で、普天間所属のヘリが昨年11月に同県国頭村で不時着したことなどに触れ「21年経過しても変わらぬ現状に強い憤りを感じる」と強調。「基地の存続を認めることは絶対にできない」と訴えた。
事故は2004年8月13日に発生。普天間を離陸した海兵隊の大型輸送ヘリが大学本館に激突し、乗員の米兵3人が負傷した。