東京商工リサーチは18日、脱毛サロン大手「ミュゼプラチナム」を運営するMPH(東京)が東京地裁から破産開始決定を受けたと発表した。賃金未払いなどを理由に元従業員側が5月に破産手続きを申し立てていた。負債総額は約260億円で、債権者は顧客を含め約20万人。
ミュゼのサービスは別会社が引き継いでおり、今回の破産手続きの対象外。MPHは6月に会社を解散して清算の道を模索したが、債権者側との対立が続いていた。
ミュゼは積極的な広告展開と安価な通い放題のサービスで急拡大したが、予約の取りにくさから解約が急増し、業績が悪化した。