参政党のイメージを「革新」と回答した有権者の割合が「保守」と答えた人とほぼ同割合だったことが、明治大の井田正道教授(政治行動論)の調査で20日までに分かった。井田教授は「『日本人ファースト』のスローガンや選択的夫婦別姓への反対姿勢から、保守と認識されがちだが、既存の政治システムを批判しており、一部の人には革新的と映っているのではないか」としている。
調査は、参政が14議席を獲得した参院選の直後に、投票へ行った有権者千人を対象に実施した。
党のイデオロギーをどう認識しているかの質問で、参政を「保守」と「やや保守」と答えた人は計33・5%、「革新」と「やや革新」と回答した人は計32・3%だった。「中間」は11%、「分からない」は23・2%だった。
自民党は保守のイメージが6割超に上り、国民民主党は保革が同じ20%台ながら「中間」が最多の30%を占めた。
井田教授は2023年11月にも同様の調査をしており、当時は参政に対するイメージは革新の方が多かった。