米FRBの会合前にパウエル議長(左)と言葉を交わすクック理事=6月、ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日、自身の交流サイト(SNS)で、米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事に辞任を要求した。クック氏に住宅ローンを巡る不正疑惑があることが理由とみられる。

 米ブルームバーグ通信は、クック氏が住宅ローンで有利な融資条件を得るために書類を偽造した疑いがあるとして、住宅金融局長が司法省に捜査を求めたと報道。トランプ氏はこの記事を引用している。

 クック氏はバイデン前大統領の指名を受け、2022年5月に理事に就任した。ブルームバーグによると、司法省は起訴をしておらず、捜査をするかどうかも明らかではない。