ヤマト運輸は22日、大規模マンションの各部屋にロボットが宅配便を届ける実証実験を始めた。箱形のロボットが宅配ボックスから荷物を受け取り、玄関まで自動配送。対面と置き配の両方があり、早朝や深夜でも対応可能だ。物流業界は人手不足で、ラストワンマイル(最終段階)の強化により再配達の削減につなげる。2026年の実用化を目指す。
韓国の新興企業「ワット」が開発したロボットを採用。オートロックの解除や、エレベーターとインターホンの操作も自動で行う。居住者は受け取り方法や時間帯を指定できる。
22日は千葉県浦安市のマンションで実験を報道陣に公開した。