北海道電力は22日、送配電子会社の北海道電力ネットワークが作成した工事計画などの非公開情報を従業員が所持していた問題を巡り、斎藤晋社長ら役員5人を減給や厳重注意の処分にしたと発表した。北海道電力ネットワークは細野一広社長ら役員3人を減給処分とした。

 2社はこの日、業務改善の報告書を経済産業省の電力・ガス取引監視等委員会に提出した。7月に監視委から業務改善勧告を受け、計画の提出を求められていた。

 北海道電などによると、従業員は北海道電力ネットワークが数年前に作成した送電線工事などの計画を含む非公開の資料を所持し、閲覧していた。