【ニューデリー共同】インド最高裁は22日、首都ニューデリーや近郊で収容された野良犬について、予防接種や避妊手術をした上で、元々いた地域で解放するよう地元当局に命じた。野良犬の餌付け場所と標識の設置も要請した。最高裁が11日、狂犬病対策として8週間以内の野良犬収容を命じており、この判断を維持しつつ、内容を修正した。地元メディアなどが報じた。
11日の命令の後、動物保護活動家らが抗議し、収容命令に対抗する訴えも起こしていた。狂犬病にかかっている犬や攻撃的な犬は解放の対象としないという。
最高裁は、ニューデリーや近郊にいる全ての野良犬を保護施設に収容するよう命じていた。